JR琵琶湖線で通勤している私。
膳所駅を通過するたびに、ずっと気になっていた建物がありました。
それがこちら↓
日本カトリック教団カトリック大津教会です。
これは近くから撮った写真ですが、青い瓦と、屋根の天辺にたつ十字架が、遠くからでもよく見えて印象的。
気になったので、膳所駅で途中下車して行ってみました。
湖畔の聖母 カトリック大津教会の場所は?
カトリック大津教会へのアクセスは、JRか京阪電車の膳所駅下車、そこから歩いて10分程度のところにあります。
私は、歩いていきましたが、駐車場もありますので、車で行くことも可能です。ただ、ミサなど、教会の行事のある時は、混雑するので注意とのことでした。
スポット名 | カトリック大津教会 |
住所 | 〒520-0802 滋賀県大津市馬場2-4-6 |
電話番号 | 077-522-3987 |
開堂時間 | 13:30〜17:00 |
ホームページ | http://www.eonet.ne.jp/~catholic-otsu/ |
アクセス | JR琵琶湖線膳所駅下車、京阪膳所駅下車 徒歩10分程度 |
駐車場 | 有り。ただし、ミサ等の混雑時には駐車できない場合もあり。 |
地図 |
カトリック大津教会の建築美。タイルが美しい!
この教会、13時30分から17時までは一般公開されているので、
入口にいらっしゃった神父さん(?たぶん)に声をかけた上で
内部を見学。
写真OKだったので、撮影したものがこちら↓
下の写真は祭壇です。
ステンドグラス。光が差し込み、信仰のない私でも、思わず厳粛な気持ちになります。
こちら↓はドア部分。十字架の浮彫が印象的です。
そして、何より注目すべきはタイル!
色とりどりのタイルが多く使われていて、非常に美しい。
特にアーチを支える部分のタイルはステキです。
これは玄関ホール部分ですが、床にもタイルが使われています。
もとは、全面タイルだったらしいのですが、老朽化のために貼り替えたとのこと。
切ない・・・
後で伺ったところ、このカトリック大津教会は1940年竣工とのこと。
思わず、大平洋戦争直前!そんな時代によく建てたなあ、と思わず反応したところ、「軍隊に金属を供出しなくてはならなかったこともあり、木造なんです」と教えてくれました。
ちなみに、ステンドグラスは竣工当時のものではないそうです。
教会のHPによると、大津では1907年にカトリックの伝道所が開かれていたらしいのですが、この教会の開設に関わったのはパトリック・バーン神父。
この神父さん、1934年に来日していて、滋賀や京都で神父として働いていたらしいのですが、キリスト教を日本に根付かせるためにも、教会は和風のものであるべきだという考えを打ち出したそうです。
瓦屋根はそれを反映しているのかな。
ちなみにこのバーンさん、戦争中も日本にとどまり、京都で軟禁状態にあるなど、結構ドラマチックな足跡をたどったらしい。
戦後も天皇制や靖国神社の存続を訴えるなど、かなり重要な活動をしています。
知らなかった・・・・
と、まあ、そんなことを知らなくても、この教会、非常に美しい。
滋賀県って、京都に比べると地味なイメージがありますが(泣)、是非一度足を運んでみてください!